それいけsmc6号
第6号 令和2年11月号
*掲載の写真はご本人の了承を得ております。新型コロナウイルス感染症への対応をふまえて
病院長 関根 信夫
当院の診療部門には、各専門分野に熟達した専門医のもと日々研鑽を積む、次代を担う若手医師・研修医、そして医師の診療を支える多数の医療スタッフが、職業人としての意識を高く持って業務に従事しています。救急を含めた急性期医療から生活習慣病など種々の慢性疾患やがんの加療、リハビリテーション、在宅医療支援、そして緩和ケアまで、当院は様々な局面で皆様方の療養に関わり、安心して医療が受けられるよう力を尽くしてまいります。
当院は都心の、きわめて交通の便の良い飯田橋駅のすぐ近くに立地していますが、ふと近隣に目を向けていただくと、旧くて新しい街、国内外の人々が数多く足を向けるホットスポット神楽坂があり、活気と安らぎが混在する、人間味あふれる土地柄が感じられます。私たちも、皆様に愛される病院となれるよう、そして何よりも皆様の病気や健康についてのご心配が少しでも和らぐよう、切に願っております。
地域が創る病院 病院が創る地域
地域医療支援病院となっての新たな抱負として、私たちは「地域が創る病院、病院が創る地域」を掲げていきたいと考えています。住民の皆様方、そして医療機関の先生方のニーズにしっかりと応えることで、地域に求められ愛される病院となること、そして警察や消防などと同様に地域の安心・安全の基盤を支え、良質な医療の提供を通じて、住民一人ひとりの生活を尊重しつつ幸せな地域社会の実現に貢献することを当院の使命といたします。そのために、地域医療機関、行政機関との連携はもちろんのこと、住民の皆様との触れ合いを大切にしながら病院の役目を果たしていきたいと思います。
消防
「地域(警察署、消防署、町内会)との相互連携を深める会」の開催について当院では、2019年1月21日に牛込警察署の方々をお招きして、「地域行政(警察署)との相互連携を深める会」を開催しました。また、2月19日には消防署と、6月25日には町内会の皆さまとの相互連携を深める会を開催しました。これらの会は、病院と警察、消防、町内との相互の業務などを理解し、連携を深めることにより、地域住民の皆様が安全・安心の暮らしを支えることが出来ないかと考え開催しました。これからも、より一層連携を深め地域住民の皆様の安全・安心の暮らしに貢献できることを考えていきたいと思います。最後になりますが、この会を開催するにあたりご尽力いただきました皆様に改めまして感謝申し上げます。
町 会
登録医療機関との連携
子どもへの支援
1)全国各地の学生・生徒の見学、体験、取材
2)東京都内の小中学校にて、がん教育
3)高校生向けのふれあい看護体験
今までにきてくれた学校のみなさま
新宿区立牛込第三中学校 4名
長崎玉成高等学校 48名
津久戸小学校 3名
海城中学校 1名
福岡県立福岡講倫館高等学校 3名
國學院大學久我山中学校 2名
愛知教育大学附属岡崎中学校 4名
2)東京都内の小中学校にて、がん教育を行っています。
3)高校生向けのふれあい看護体験、当院に就職を検討されている方向けのイベントも開催されています。
転倒転落予防チームより
地域医療支援病院
登録医紹介ラック
紹介外来制 | 当院では、 地域の「かかりつけ医」等と連携した診療を行っています。病気やけがの日常的な診療や、 健康管理上のアドバイスは「かかりつけ医」が受け持ち、専門的な検査や入院治療、 救急医療は地域の中核病院である「当院」が担います。 |
二人主治医制 | 急性期の治療が終了し病状が安定した場合は、「かかりつけ医」や回復期治療を専門とする病院などに転院·ご紹介させていただきます。 患者さま一人に対し、 当院の医師と地域のかかりつけ医が互いに連携しながら共同で継続的に治療を行うことを推進しています。患者さまは不要な検査や投薬を受けずに済み、 どちらに受診しても適切な治療を受けることができます。 |