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それいけsmc6号

第6号 令和2年11月号

それいけSMC! 第5号

第5号

令和2年1月号
*掲載の写真はご本人の了承を得ております。



新型コロナウイルス感染症への対応をふまえて

院長写真
病院長 関根 信夫

 本年2020年は本来であれば東京オリンピック・パラリンピックイヤーとして、多くの人々の希望あふれる年となるべき時でありましたが、図らずも新型コロナウイルス感染症の世界的拡大(パンデミック)という未曾有の事態によって私たちの生活に多大な影響・被害を及ぼすこととなり、社会には不安や閉塞感が広がっています。私たち医療者は当面、このどこに潜んでいるかもしれない新型コロナウイルスという厄介な相手に慎重に対応しつつ、従来果たすべき様々な診療業務を維持していかなければなりません。

当院の診療部門には、各専門分野に熟達した専門医のもと日々研鑽を積む、次代を担う若手医師・研修医、そして医師の診療を支える多数の医療スタッフが、職業人としての意識を高く持って業務に従事しています。救急を含めた急性期医療から生活習慣病など種々の慢性疾患やがんの加療、リハビリテーション、在宅医療支援、そして緩和ケアまで、当院は様々な局面で皆様方の療養に関わり、安心して医療が受けられるよう力を尽くしてまいります。

当院は都心の、きわめて交通の便の良い飯田橋駅のすぐ近くに立地していますが、ふと近隣に目を向けていただくと、旧くて新しい街、国内外の人々が数多く足を向けるホットスポット神楽坂があり、活気と安らぎが混在する、人間味あふれる土地柄が感じられます。私たちも、皆様に愛される病院となれるよう、そして何よりも皆様の病気や健康についてのご心配が少しでも和らぐよう、切に願っております。

地域が創る病院 病院が創る地域

当院は昭和27年(1952年)の開設以来、東京厚生年金病院として長らく、地域の方々をはじめ広く国民の皆様方の病気の治療と健康維持に力を尽くしてまいりました。平成26年(2014年)4月からは独立行政法人地域医療機能推進機構(JCHO、ジェイコー)の病院として、より一層地域医療に貢献すべく基幹病院としての責務を果たすことが求められています。そして、令和の幕開けとなった2019年、8月28日をもって当院は東京都知事より『地域医療支援病院』の承認を受けました。地域の医療機関の先生方との堅固な連携のもと、それぞれの役割を尊重しながら、当院が持つ診療・病床機能を存分に発揮していく所存です。
地域医療支援病院となっての新たな抱負として、私たちは「地域が創る病院、病院が創る地域」を掲げていきたいと考えています。住民の皆様方、そして医療機関の先生方のニーズにしっかりと応えることで、地域に求められ愛される病院となること、そして警察や消防などと同様に地域の安心・安全の基盤を支え、良質な医療の提供を通じて、住民一人ひとりの生活を尊重しつつ幸せな地域社会の実現に貢献することを当院の使命といたします。そのために、地域医療機関、行政機関との連携はもちろんのこと、住民の皆様との触れ合いを大切にしながら病院の役目を果たしていきたいと思います。

消防

「地域(警察署、消防署、町内会)との相互連携を深める会」の開催について


当院では、2019年1月21日に牛込警察署の方々をお招きして、「地域行政(警察署)との相互連携を深める会」を開催しました。また、2月19日には消防署と、6月25日には町内会の皆さまとの相互連携を深める会を開催しました。これらの会は、病院と警察、消防、町内との相互の業務などを理解し、連携を深めることにより、地域住民の皆様が安全・安心の暮らしを支えることが出来ないかと考え開催しました。これからも、より一層連携を深め地域住民の皆様の安全・安心の暮らしに貢献できることを考えていきたいと思います。最後になりますが、この会を開催するにあたりご尽力いただきました皆様に改めまして感謝申し上げます。

町 会

当院では、患者さまや地域の皆さまにむけて、健康講座「みんなの保健室」を開催しています。講演時間は15分程度で、その後、質疑応答の時間などもあります。また、高齢者福祉施設かぐらざかにて、病院で開催している「みんなの保健室」と同じ内容になりますが、出張版として町内会の皆さまにも健康講座を開催しています。出張版「みんなの保健室」では、講演の後に新宿区で推奨している体操なども行っております。

登録医療機関との連携

地域医療支援病院として、「かかりつけ医」の皆さまとともに、当院が有する診療・病床機能を存分に発揮し、専門的な検査や入院治療、手術、救急医療に一層力を尽くしていく所存です。そして病状が安定しましたら「かかりつけ医」の先生型にご紹介させていただくとともに、再度専門的な検査や診療が必要となった際には、救急診療を含めしっかりと対応いたします。このように「かかりつけ医」と当院医師との連携による「二人主治医制」の推進にも力を入れてまいります。検査の予約も迅速に行い、開放病床としてかかりつけ医と一緒に患者さまと診ていきます。交流会、勉強会をほぼ毎月実施し、相互に状況共有をしています。

子どもへの支援


1)全国各地の学生・生徒の見学、体験、取材


2)東京都内の小中学校にて、がん教育


3)高校生向けのふれあい看護体験
1)全国各地の学生・生徒の見学、体験、取材などを受け入ています。子供向けの当院広報紙「はたらくSMC」を作成し、勉学に役立てていただいております。

今までにきてくれた学校のみなさま
新宿区立牛込第三中学校      4名
長崎玉成高等学校        48名
津久戸小学校          3名
海城中学校          1名
福岡県立福岡講倫館高等学校    3名
國學院大學久我山中学校    2名
愛知教育大学附属岡崎中学校   4名
2)東京都内の小中学校にて、がん教育を行っています。
3)高校生向けのふれあい看護体験、当院に就職を検討されている方向けのイベントも開催されています。




転倒転落予防チームより



転倒防止



入院患者さまの転倒転落予防に取り組むことは、「医療の質・安全」における非常に重要なテーマです。しかし入院患者さまの高齢化に伴い、動作能力、認知機能の低下という患者さま側の要因によっておこる事例も多く、医療提供者側のプロセスの改善だけでは効果があまり期待できず、予防は非常に困難です。当院における重症転倒転落事例のなかで、認知機能の問題が少ない患者さまの事例を検討したところ、退院日程が決まってから実際に退院するまでの間に転倒事例が多いことが分かりました。退院が決まると、少し無理をしてでも動こうとする傾向がみられることから、これを「退院刺激」と呼んで注意を促しています。初回の睡眠剤投与後にも転倒が多く、病棟常備薬の変更についても提言をしてきました。また、患者さまの家族がみている前での転倒も多く、医療従事者だけでなく、家族も含めて予防に取り組まなければならない問題だということも分かってきました。非常に困難な取り組みではありますが、皆様方のご協力なしには成しえないテーマだと強く感じています。どうぞご協力のほど、よろしくお願いします。

地域医療支援病院



登録医紹介ラック

登録医紹介ラック



 当院は、 2019年8月に東京都知事より医療法に基づく「地域医療支援病院」の承認を受けました。これを機に、 地域の医療機関との連携を強化し、 地域の皆さまに安心していただける心のこもった医療の提供になお一層努めてまいります。「地域医療支援病院」とは、地域の医療機関(かかりつけ医)との役割分担と連携を図り、 地域医療全体の充実を図ることを目的とした制度となります。
紹介外来制 当院では、 地域の「かかりつけ医」等と連携した診療を行っています。病気やけがの日常的な診療や、 健康管理上のアドバイスは「かかりつけ医」が受け持ち、専門的な検査や入院治療、 救急医療は地域の中核病院である「当院」が担います。
二人主治医制 急性期の治療が終了し病状が安定した場合は、「かかりつけ医」や回復期治療を専門とする病院などに転院·ご紹介させていただきます。 患者さま一人に対し、 当院の医師と地域のかかりつけ医が互いに連携しながら共同で継続的に治療を行うことを推進しています。患者さまは不要な検査や投薬を受けずに済み、 どちらに受診しても適切な治療を受けることができます。
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