戴帽式(たいぼうしき)

12月1日に1年生の戴帽式を行いました。

昨年までは新型コロナウイルス感染症の予防の観点から、戴帽する1年生と学校関係者のみで行っておりましたが、
今年度は、感染予防に配慮しつつ、来賓や保護者の方を迎えて行うことができました。


戴帽式はナースキャップを戴く式です。ナースキャップは、看護師の象徴として職業に対するプライドと情熱を誇示する意味をもっていましたが、現在ではキャップの使用はほとんどなくなってきています。
本校では、初めて患者さんを受け持つ実習の前に、学習の動機付けとして、戴帽式を行っています。
戴帽の儀式を通し、看護という歴史をひもとき、ナイチンゲールがクリミア戦争の際、深夜ランプを持って患者さんを見回ったという、あの灯を今受け継ぎ、看護の道への新たなる誇りと責任を自覚してほしいという願いを込めて、この戴帽式を行います。

ナースキャップをつけてもらい
ナイチンゲールの灯から
ろうそくに灯をいただきます。

その後にクラス全員で考えた【誓いの言葉】を唱和しました。

~第11期生 戴帽式 誓いの言葉~

私たち、第11期生は看護の道を志すものとして誓います。
私たちは、笑顔と慈しみの心を持ち、
対象者に寄り添い個々の力を引き出せる看護師を目指します。
変化する社会と人々のニーズに応え、
社会的な信頼を得られるよう努めます。
医療チームの一員として、仲間と支えあいながら、看護を学び続けます。

学生の声(1年生より)

・戴帽式を終えて、改めて自分が看護師になりたいと決意した初心を思い返すことができました。患者さんに少しでも良い看護ができるように、頑張っていきたいと思います。皆で考えた誓いの言葉を忘れず、仲間と支え合いながら、看護師になる夢を叶えたいと思います!