今年は北海道医療大学大学院の石垣靖子教授をお招きし、卒業記念講演を行っていただきました。実際の患者さんとのエピソードを通して、患者さんを「ひと」として大切にすることの重要性や看護のすばらしさについてお話くださいました。学生だけでなく、教員や臨床の看護師も、改めて看護とはなにかを考える機会となる、素晴らしいご講演でした。

学生の感想
- これからの看護師人生で大切な基礎となるお話で、一生忘れずに過ごしていきたいと思いました。”人間を看る”ことの大切さ、看護の力を様々な経験のお話から感じ、私たちは看護というすばらしい仕事を選ぶことができてよかったなと思いました。よい看護ができるように自分自身を大切にしながらも頑張っていきたいと思います。
- 石垣先生の経験した患者さんとのお話のなかで、経管チューブからの食事となっても、美味しいと言ってもらえるようなケアをすることが看護師には出来るのだと改めて感じました。看護師は患者さんに近い立場からその人に合ったアプローチをして、患者さんの自分らしい時間を取り戻すこともできる力を秘めているのだと思いました。
- 看護師としてできるケアに限界があると考えずに、「どうしたら実現できるか?」という視点で考えるようにしたいと思いました。自分のことを大切にすれば、患者さんにも良いケアが自然に行えるような心になると思ったので、今日のお話を心にとめて、これから頑張っていきたいです。