パンフレット

広報誌 それいけSMC! 7号

第7号 令和6年1月号

それいけSMC! 第7号第7号
令和6年1月号

*掲載の写真はご本人の了承を得ております。

東京消防庁本庁・牛込消防署より感謝状をいただきました!

 コロナ禍の積極的な救急受け入れに対し東京消防庁本庁・牛込消防署より感謝状をいただきました!
牛込消防署とは日々連携を深めており、救急搬送に積極的に応じていることから、例年9月9日救急の日に合わせ感謝状をいただいております。
また、東京消防庁消防総監より病院あての感謝状をいただくなど、救急業務に邁進しています。
防火管理につきましても審査会、地域防災訓練などへの参加も積極的に取り組んでおります。今後も救急搬送、防災につきまして連携を深めて参ります。

コロナ禍でも工夫をこらしさまざまな活動を行いました!

写真表彰写真

2019年月初旬に新型コロナウイルス感染症が確認され、瞬く間に世界中に感染が拡大しました。その後も複数回の波を繰り返し、未曾有の事態は人々の生活を一変させてしまいました。
感染防止のため、対面でのイベント活動は中止せざるを得ない状況となり、当院でも地域の皆さまを対象とした講演会などが開催できなくなりました。
日常の活動が厳しく制約される中、私たちは医療機関として、どのようにすれば地域の皆さまに情報発信ができるかを考え、これからご紹介する様々な活動を行ってきました。

2020年 ナイチンゲール生誕200年記念展示イベント 「ナイチンゲールから学ぶ 看護の力で社会を健康に!」

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ナイチンゲール生誕200年を記念し、附属看護専門学校の学生と病院看護部有志のコラボ企画として、本館外来にてポスター展示を行いました。偶然にも重なったコロナ禍とナイチンゲールの生誕200年。当院来訪者や外来患者さま・ご家族に、ナイチンゲールの生涯と看護という職業とその価値を知っていただく機会にしたいと考えました。
展示では、人類と感染症の歩みとナイチンゲールの生涯、当院看護部の歴史と日本における白衣の変遷、ナイチンゲールの業績などを紹介しました。
コロナ禍にナイチンゲールや看護師の働きを知っていただく展示ができたことは大きな意味があると思います。看護の発展は病院や医療の発展とともにあることもお伝えできたのではと思っています。

2021年 インスリン発見100周年記念展示イベント 「インスリン発見100周年記念展示イベント」

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インスリン発見100年となる2021年に、当院糖尿病チームと看護学校2年生全員とのコラボで、インスリン・ミラクル委員会を立ち上げ、世界糖尿病デーに向けた企画を行いました。2021年1月から1年がかりで準備を進め、インスリンにまつわる話を中心とした糖尿病に関する展示を実施しました。展示作品の中で学生が中心となって作ったのがインスリンの年表で、その中でインスリン発見以前からの糖尿病の歴史も紹介しました。
100年前、インスリンは世界に存在せず、1型2型の糖尿病患者は命を落としていました。現代は、インスリン発見によって自己注射をしながら日常生活を送れるようになりました。インスリンの発見は本当にミラクル!奇跡的なのです。


2022年 私たちのオレンジプラン「3つのオレンジを活用した認知症対応」展示 「医療機関だからこその認知症対応安心して受診していただけるように寄り添いたい!」

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当院は「地域が創る病院 病院が創る地域を」掲げ、医療機関が行う、医療機関だからこその認知症対応を目指し、3つのオレンジを活用したオレンジチーム活動を推進しています。 3つのオレンジとは次の内容になります。
・オレンジステーション・・・誰もが気軽に立ち寄って相談できる場所
・オレンジファイル・・・認知症および病院に不慣れな方の目印
・オレンジリング・・・支援が必要な方をサポートするスタッフの目印
今回、附属看護専門学校の学生と協働し、認知症に関するさまざまな情報を展示パネルにまとめました。当院では、認知症サポーターの養成講座を実施するなど、認知症にやさしい地域づくりに貢献できるよう取り組んでいます。

3つの外部評価をうけました

写真表彰写真

安心してください。受けてます。2022年、2023年は外部評価を三つも受けました。

2022年11月には病院機能評価、2023年3月には人間ドック学会評価、7月には臨床研修評価。それぞれ担当された先生方へお話しを聞いてみました。

健診施設機能評価

優良健診施設としてのお墨付き「健診施設機能評価」の認定をいただきました! 内科 堀江 美正(健康管理センター長)

かつてない高齢化社会を迎えた現在、個人の幸福とともに社会保障制度の存続のためには、元気に自立して生活できるいわゆる「健康寿命」を延ばすことが何より重要です。これに有効なのは定期的に体のチェックを行い、病気の予防と異常の早期発見をする健康診断・人間ドックです。
ではそのように大事な健診はどこで受ければよいのでしょうか?その選択基準の一つとなるのが、冒頭にあげた「機能評価認定」です。これは日本人間ドック学会が受診者の視点に立って、健診の質が確保されているか、受診された方が満足されているかなど、さまざまな項目を審査評価するものです。健診施設は認定の取得までには8~12か月を要し、さらに5年に1回見直されることで、より良い体制を目指すことができます。そして当健康管理センターは、優良な施設として高評価をいただき、2023年3月に再認定されました。皆さまの健康寿命を延ばすため、学会お墨付きの信頼できる健診施設として是非当健康管理センターをご活用ください。


臨床研修評価

研修医の皆さん、いらっしゃ~い!臨床研修病院の評価を受けました 内科 大瀬 貴元(内科主任部長)

皆様は臨床研修制度についてご存知でしょうか?
平成16年より、医師国家試験に合格した医師は2年以上の臨床研修を受けることが必修化されました。当院では現行制度以前から初期臨床研修を行っており、現在まで多くの初期研修医を指導・育成して参りました。さらに研修の質を高め、患者さまにも安心して診療を受けて頂けるよう、当院ではNPO法人卒後臨床研修評価機構(JCEP)の審査を2019年から受けております。
前回承認後4年が経過するため、2023年7月に再度JCEPの審査を受審致しました。前回、全体としては承認を受けたものの、指摘を受けた改善のポイントなどを中心に当院でも関係部署一丸となって研修体制の改善を図って参りました。その結果先日無事高い評価で承認を得ることができました。次回また4年後の審査となりますが、引き続き質の高い研修・医療の提供のため、体制の充実を図って参りたいと思います。皆様にも引き続き当院の臨床研修病院としての使命をご理解いただき、サポートしていただけますと幸いです。

病院機能評価

病院機能評価の受審がおわり、たくさん褒められました☆ 脳神経外科 米倉 一郎(院長補佐(機能評価担当)/救急診療部長)

当院では医療を提供する立場より、質の高い医療を地域住民の皆様や当院を受診する方々に受けていただけるように日々医療の質向上に努めております。その活動の一環として、第3者評価を活用し、 2001年より日本医療機能評価機構の認定を受けております。これまでに3回の更新を果たし、本来であれば2021年2月に4回目の更新のため受審する予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、2度延期しました。ようやく2022年11月に受審し、評価者より数多くのお褒めの言葉を戴きました。これもひとえに当院をご利用いただく方々の貴重なご意見やご支援があってのことと、心より感謝申し上げます。
次回の受審は3年後となります。病院機能評価は更新のたびに求められるレベルが高くなり、常にサービス向上や業務改善に取り組まねばなりません。「地域が創る病院、病院が創る地域」の標語のもと、皆さまにご満足いただける医療をお届けできるように引き続き頑張ります!