パンフレット

外科

診療・各部門

診療内容

診療体制  a.外来診療

月曜から金曜まで2~3人の医師が担当しています。外来担当表を参照してください。また医師の専門分野などはスタッフ紹介の項をご覧ください。
初診の方は予約なしで受け付けます。他院から特定の医師宛の診療情報提供書をお持ちの方はその医師が担当します。特に医師の指名のない場合はこちらで担当を決めさせていただきます。担当医により待ち時間に差がありますが、ご了承ください。
再診の方は原則として予約制ですが、病状によってはもちろん予約なしでお越しください。予約は診療終了時、あるいは電話(14時から16時の間に外来あてに電話をください)でおとりします。
外来は初診や急患の方が予約の方の間に入り、予約の時間より遅れることがしばしば生じます。医師もできるだけお待たせしないよう努力しております。たいへん申し訳ありませんがやむを得ないこととしてご了承ください。
夜間、休日の急患の方は救急総合診療部で救急担当医と外科当直医が対応いたします。直接の来院も受け付けますが、できれば来院前に電話でお問い合わせください。

診療体制  b.入院診療

「主治医」と「担当医」との組み合わせで診療を受け持たせていただきます。「主治医」は部長または医長です。「担当医」は主治医と相談しながら実務を行う若手の医師(レジデント、研修医)です。治療の最終責任者は主治医ですが、いろいろな検査、治療や日常的な説明は担当医も行います。点滴などの処置は主治医、担当医以外の医師も交代で行います。
治療方針の決定、手術、手術後の管理、退院の決定などはすべて外科のチーム医療で行います。どんなことでも気軽にお問い合わせください。

メッセージ

外科集合20110516

JCHO東京新宿メディカルセンター外科のご案内

外科がとくに力を入れている診療は次の3つです。

  • ☆ がんの治療−東京都がん診療連携拠点病院の外科として、診断、手術から術後の管理、化学療法、緩和治療まで日本のトップをめざします
  • ☆ 腹腔鏡、胸腔鏡による手術・ロボット支援下手術−胆石症や消化器がん、肺がん、気胸などに傷が小さく、痛みの少ない治療を行います
  • ☆ 救急の外科

これ以外にも小さなケガ、ヘルニア、痔などの肛門疾患から大きな病気まで、JCHO東京新宿メディカルセンター外科のスタッフは総合病院として何でも診療する幅の広さと、それぞれの専門領域で日本のトップレベルの診療を行う奥行きの深さの両方を目標にかかげて努力しております。
このホームページに目を通していただき、どうぞお気軽になんでもご相談ください。

外科臨床研修を希望される方へ

卒後初期臨床研修医として毎年外科重点コース定員2名の採用を行っています(マッチングによります)。また、後期研修医(レジデント)を毎年2名前後採用しています。
外科臨床のトレーニングを希望される方はこちらの外科研修プログラムをご覧ください。外科が大好きで意欲ある方の応募をお待ちしています。

取り扱う主な疾患

休日、夜間でも救急部に遠慮なくお問い合わせください。直接の来院、救急車での来院、クリニックの先生からの紹介、他病院からの紹介などいずれも受け付けています。もちろん通院中の方が具合悪くなった時も受け付けていますし、院内の他科に入院中の方が外科救急疾患にかかったときは外科医がすぐに病棟に参ります。

虫垂炎
急性発症で、救急外来から緊急入院となることがほとんどです。
症状や患者様の希望に応じて保存的治療(手術によらない治療)と外科的治療を使い分けます。
外科的治療の場合は90%以上で腹腔鏡手術を行います。
当院では、お臍の3cmの切開のみで手術を行う、SILS(Single Incision Laparoscopic Surgery)が主な術式です。術後の回復が早く、傷が目立ちにくいのが特徴です。
胆嚢炎・胆管炎
胆石によるものがほとんどです。
感染に対する治療後、胆嚢結石に対しては、ほぼ腹腔鏡手術で胆嚢を摘出します。
総胆管結石に対しては消化器内科と連携し、内視鏡的手術・腹腔鏡手術・開腹手術を駆使し治療にあたります。

腸閉塞
術後の腹腔内癒着やヘルニア嵌頓、悪性腫瘍などにより発症します。
原因により、保存的治療や外科的治療を検討します。

消化管穿孔
潰瘍や悪性腫瘍などにより発症します。
緊急手術となることが多いですが、当科では腹腔鏡手術も積極的に行っています。

診療実績

疾患別手術数 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
胃がん 21 26 18 8 14
大腸がん 43 70 51 72 50
乳がん 25 21 17 0 0
肺がん(原発性・転移性) 2 0 2 12(2021年7月から) 33
肝臓がん(原発性・転移性) 5 11 13 13 9
膵臓・胆管・胆嚢・十二指腸乳頭部がん 14 20 20 14 11
食道がん 2 2 7 1 0
胆石・胆嚢ポリープなど 68 59 51 49 52
虫垂炎 51 58 57 60 52
胃十二指腸潰瘍穿孔 2 4 3 1 7
腸閉塞 14 9 14 12 10
気胸 6 0 0 6 14
肛門疾患 (内痔核、痔瘻など) 13 21 7 17 11
ヘルニア(そけい、大腿、腹壁など) 84 82 62 67 68
手術件数 459 445 366 394 353

スタッフ紹介

医師名・役職 卒業年・
卒業大学
専門医等 専門分野・その他
やまがた せいいち
山形 誠一
副院長
1986(S61)年
東京大学卒
日本外科学会外科専門医・指導医
日本消化器外科学会消化器外科専門医・指導医
日本肝胆膵外科学会高度技能指導医・評議員
日本消化器病学会消化器病専門医
「がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会」修了
「平成27年度第6回臨床研修指導医養成講習会」修了
「平成29年度プログラム責任者養成講習会」修了
消化器外科
肝胆膵外科
内視鏡外科患者さんにやさしい腹腔鏡手術のエキスパートで、胆石はもちろん、胃や腸、脾臓、ヘルニアなど多くの手術を行っています。一方では、膵臓や胆管のがんなどの大きな手術も専門とし、合併症の少ない良い成績を誇っています。患者さんはもちろん、若手の医師や看護師さんたちからの信頼度も抜群です。
ひがし ひさと
東 久登
部長
(消化器外科担当)
1994(H6)年
山口大学卒
日本外科学会外科専門医・指導医
日本消化器外科学会消化器外科専門医・指導医
日本大腸肛門病学会大腸肛門病指導医・専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
「がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会」修了
「平成17年度プログラム責任者養成講習会」修了
「四病院団体協議会主催の感染制御スタッフInfection Control Staff(ICS)養成の全講習課程」修了
da Vinci Surgical System Technical Training Program (First Assistant)
消化器外科
大腸肛門外科
一般外科国立がんセンターでレジデントも経験し、大腸がん・胃がんなどの消化器がんの外科治療を専門としている頼もしい外科医です。救急医療やレジデント、研修医の指導など、あらゆる分野に大活躍中。がんの患者さんも安心して治療を受けられる温かい心の持ち主です。
おかもと じゅんいち
岡本 淳一
部長
(呼吸器外科担当)
1999(H11)年
日本医科大学卒
日本外科学会外科専門医・指導医
日本呼吸器外科学会呼吸器外科専門医・評議員
日本呼吸器学会呼吸器専門医・指導医
日本肺がんCT検診認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本内視鏡外科学会技術認定
「がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会」修了
「平成24年度第9回日本医科大学臨床研修指導医教育ワークショップ」修了
胸腔鏡安全技術認定
呼吸器外科一般
外科一般
こやま ようしん
小山 洋伸
医長
2000(H12)年
杏林大学卒
日本外科学会外科専門医
日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
日本大腸肛門病学会大腸肛門病専門医
日本肝臓学会肝臓専門医
杏林大学医学部附属病院「第8回指導医養成ワークショップ」修了
消化器外科
大腸肛門外科
一般外科
内視鏡外科
 たかの みちとし
高野 道俊
医長
2009(H21)年
信州大学卒
日本外科学会外科専門医
日本消化器外科学会消化器外科専門医
日本大腸肛門病学会大腸肛門病専門医
da Vinci Surgical System Technical Training Program (Console Surgeon)
日本内視鏡外科学会技術認定医(大腸)
「がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会」修了
 消化器外科
いのうえ ひろすけ
井上 博介
医師
2018(H30)年
埼玉医科大学卒
日本外科学会外科専門医
「がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会」修了
da Vinci Surgical System Technical Training Program (First Assistant)
消化器外科
外科一般
いちかわ しゅんた
市川 竣太
医師
2021(R3)年
順天堂大学卒
  消化器外科
外科一般
医師名・役職 卒業年・
卒業大学
専門医等 専門分野・その他
さくらい けんいち
櫻井 健一
非常勤医師
1993(H5)年
日本大学卒
日本外科学会外科専門医・指導医
日本乳癌学会乳腺専門医・指導医
日本内分泌外科学会専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本大腸肛門病学会大腸肛門病専門医・指導医
日本消化器病学会専門医
日本人間ドック学会専門医・指導医
日本乳がん検診精度管理中央機マンモグラフィー読影医(A-S)
日本超音波医学会専門医・指導医
 乳腺疾患一般甲状腺・副粘状腺疾患一般
ひらの ともひろ
平野 智寛
非常勤医師
2002(H14)年
日本大学卒
日本外科学会外科専門医・指導医
日本乳癌学会乳腺専門医・指導医
日本内分泌・甲状腺外科学会内分泌外科専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本乳がん検診精度管理中央機マンモグラフィー読影医(A)
 乳腺疾患一般甲状腺・副粘状腺疾患一般
すずき しゅうへい
鈴木 周平
非常勤医師
2002(H14)年
日本大学卒
日本乳癌学会乳腺専門医
日本乳癌学会乳腺認定医
日本外科学会外科専門医
日本外科学会外科認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本乳がん検診精度管理中央機マンモグラフィー読影医(A)
乳腺疾患一般
あだち けいた
安達 慶太
非常勤医師
2012(H24)年
日本大学卒
日本外科学会外科専門医
日本乳癌学会乳腺専門医・認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本がん検診・診断学会がん検診認定医
日本乳がん検診精度管理中央機マンモグラフィー読影医(A)
日本乳がん検診精度管理中央機超音波撮影医
日本人間ドック・予防医療学会認定医
人間ドック健診専門医
乳がん・乳腺疾患一般

外来担当医

 
午前
午後
(予約制)
山形誠一
高野道俊
岡本淳一
東久登
小山洋伸
小山洋伸
市川竣太
山形誠一
高野道俊
東久登
岡本淳一
井上博介
専門外来 《呼吸器外科》
岡本淳一
《大腸・肛門》
東久登
 《胃・食道》
小山洋伸
《肝胆膵》
山形誠一
 《呼吸器外科》
岡本淳一
午後        《乳腺外来》
櫻井健一
平野智寛
鈴木周平
安達慶太
《胸部二次健診》
岡本淳一
《呼吸器外科》
岡本淳一

初診の方は特定医師あての情報提供書をお持ちの方はその医師が担当します。それ以外の方は当方で医師を決めます。再診の方はそれぞれの医師への予約制です

電話予約:TEL 03−3269−8180(代表)
予約時間:平日8:30~17:00

2025/4/1 更新

特殊外来

セカンドオピニオン外来

東京都がん診療連携拠点病院として、他院で治療中の方のがんのご相談を随時受け付けています。疾患別の担当医は次の通りです(スタッフ紹介の項も参考になさってください)。

胃がん 小山
膵がん、胆管がん、胆嚢がんなど 山形
大腸がん
肺がん 岡本

がん相談支援室、外科外来あるいは直接医師あてのご連絡などでお申し込みください。医師の予定に応じて通常の外来や手術などと重ならない時間帯に来ていただくようにいたします。
もちろん当院で治療中の方が他院でのセカンドオピニオンを希望された時にも情報提供書を作成いたします。お気軽にご相談ください。

ストーマ外来

ストーマを保有される皆さまの皮膚トラブルや日常生活上お困りのことなど、退院後、元の生活に少しでも早く復帰できるよう、ご相談にのっています。

担当者:皮膚・排泄ケア認定看護師

時間:月曜日 14時〜16時 その他、主治医の受診に合わせ適宜調整いたします

予約:外科外来または泌尿器科外来にお願いします