診療・各部門
看護部理念
私たちは、その人らしさを大切にした質の高い看護を提供し、住民一人ひとりが住み慣れた地域で安心して暮らせるよう支援します。
基本方針
1.私たちは、人間の尊厳・権利を尊重し、意思決定を支援します。
2.私たちは、いつも笑顔で真心こめて一人ひとりに寄り添います。
3.私たちは、専門職として豊かな人間性を育むとともに、知識を深め技術を磨き、社会の変化に対応できるよう自己研鑽に努めます。
4.私たちは、多職種と協働し地域連携を深め、地域包括ケアの要となるよう努めます。
5.私たちは、地域住民の健康の維持・更なる増進に向け活動します。
目指す看護
看護部の理念い基づき、一人ひとりの患者に対して、個別的、継続的に責任のある看護を実践する。
看護師は、生活者としてのその人を尊重し、その人の持つ力を引き出す看護を提供する。
令和4年度 看護部の目標
令和4年4月
1. 働き甲斐のある魅力的な職場環境をつくる
1) 各部署で多職種と協働し業務改善により超過勤務を昨年より減少させる
2) 姉妹病棟間の人事交流、業務連携の推進
3) 自部署で学べる看護・看護技術を見える化して、スキルアップを図る
2. 安全で安心な療養環境の整備
1) COVID-19蔓延下、感染防止対策を徹底する
① 標準予防策・経路別感染予防策の遵守とPPEの確実な実施
② 環境清掃の徹底と、5S活動の推進を各部署で展開する
2) 確認行動を徹底し、誤認・誤薬を起こさない
3) 褥瘡推定発生率0.9%以下の維持に向け、褥瘡予防技術教育と確実な実施を徹底する
4) 接遇によりクレームに発展しない対応に注力するとともに保安員との協働を進める
5) 身体拘束のない看護に向け、日常ケアに多職種が参画できるよう理解と協力を得ていく
6) 来館する患者・家族の安心を目指し、オレンジチーム活動を支援する
3. 看護の質を向上と人材育成
1) キャリアラダーアップに向けた支援
① eラーニングと継続教育の連動を図り、計画的に研修への参加ができるよう支援する
② 各部署が習得できる看護技術・診療補助を明文化し、ポリバレントナースを育成する
③ ポートフォリオを活用し、キャリアの見える化を図る
2) 新人看護師の卒後2年間の初期研修の体制を整備し洗練させる
3) 教育支援体制の充実
① CNI(Clinical Nurse Instructor)の育成・認定
② 教育担当師長の活用により教育支援体制の充実をはかる
③ 看護学校専任教員の協力を得て臨床指導者のスキルアップを図り、実習環境を整える
4) 専門看護師・認定看護師、特定行為研修修了者の活用
① 専門・認定看護師の横断的・部署実践活動、支援状況等のニュースレターを発行する
② 特定行為研修修了者の活動の場を区分ごとに明確化し、活用していく
4. 訪問看護ステーション‘なないろ’との連携強化
1) 早期退院に向け入院時より対象患者の情報共有を行うとともに、受け持ち患者の退院後訪問を計画的に実施する
2) 病棟・外来とも医療の継続が必要となる患者をリスト化し機能強化型3維持を支援する
5. 健全経営に貢献する
1) 急性期入院基本料1の維持
① 重症度、医療・看護必要度28%以上向け、診療科毎に取得目標を立てる
② 急性期治療を脱した患者の退院調整の促進、訪問看護ST・後方病院との連携
③ 日曜・祝日入院の促進に向けた体制整備(クリティカルパスの整備・拡充)
④ 夜勤勤務者の確保に向けたプロジェクト活動の実施
2) 再開する地域包括ケア病棟の施設基準の維持に向け診療科と共に患者確保を図る
3) 患者サポートセンターの入院前支援の拡充を図る
看護部運営機能
看護体制と勤務体制
1.看護単位
病棟 | 一般病棟10、緩和ケア病棟、地域包括ケア病棟、 回復期リハビリテーション病棟、集中治療室 |
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中央部門 | 手術室、中央滅菌材料室 |
外来 | 標榜診療科 37 |
センター等 | 透析室、健康管理センター |
訪問看護ステーション | なないろ |
2.看護体制
看護職員配置基準 | <一般病棟> 患者:看護師= 7:1 入院基本料 患者:補助者=50:1 急性期看護補助体制加算 <緩和ケア病棟> 患者:看護師=7:1 <地域包括ケア病棟> 患者:看護師=13:1 患者:補助者=25:1 <回復期リハビリテーション病棟> 患者:看護師=13:1 患者:補助者=30:1 <集中治療室> 患者:看護師=2:1 |
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看護方式 | 固定チームナーシング継続受け持ち方式 |
3.勤務体制
1)2交替制勤務
2)勤務時間
病棟 | 手術室 | 外来 | 透析室 | ||
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病棟 | ICU | ||||
日勤 | 8:15~ 17:00 |
8:00~ 16:45 |
8:00~ 16:45 |
8:15~ 17:00 |
8:00~ 16:45 |
夜勤 | 15:45~ 9:15 |
15:45~ 9:15 |
待機制 | 15:45~ 9:15 (救急部) |
|
病棟:2交替制、中勤・夜勤:2~4名 看護補助者 7:30~16:15 8:00~16:45 8:15~17:00 8:30~17:15 |
看護部の活動の紹介
リンクナース会
感染リンクスタッフ、安全、褥瘡・NSTの各リンクナースが、認定看護師や専任リスクマネジャーをリーダーとして各部署で活動しています。リンクナースの活動は各部署での感染管理状況・安全管理状況のチェック、サーベイランスの実施、事故発生リスクアセスメント・褥瘡発生リスクアセスメントの推進、対策の実施、データ分析などで、感染リンクナース会、褥瘡・NSTリンクナース会では年一回成果発表会を開催しています。
院内認定ナース
●褥瘡予防スタッフ(PPS:Pressure ulcer Prevention Staff) 4名
大橋 里映 |
佐藤 和江 |
古水 美佳 |
本多 香苗 |
●感染制御スタッフ(ICS:Infection Control Staff)2名
山口 亜由美 |
井上 明美 |
●臨床看護実践指導者(CNI:Clinical Nurse Instructor) 2名
奈良岡 秀子 |
肥土 恵 |
それぞれ、褥瘡リンクナース会、感染リンクスタッフ会、教育委員会の推進メンバーとして活躍しております。
脳卒中教室
脳外科病棟の看護師の企画で年2回開催しています。退院患者、地域住民を対象に医師、看護師、薬剤師、管理栄養士が恊働し、脳卒中再発予防に向けた取り組みを行っています。参加者の積極的な質問や体験談にスタッフも真剣に聞き入っていました。
学術活動
2021年度学会発表
発表者 | 研究テーマ | 学会名 |
城籏 裕美 | 外科病棟―外来間における継続看護対象患者のスクリーニングの作成と分析 | 第55回東京都看護協会看護研究学会 |
竹上 佳子 | 外来で継続看護を定着させるための取り組み~継続看護対象看護対象患者の流れを確立するためのフローチャートを用いて~ | 第55回東京都看護協会看護研究学会 |
2022年度学会発表
発表者 | 研究テーマ | 学会名 |
若林 美由紀 | ナイチンゲール・レジェンド制作委員会~看護学生と看護部のコラボレーションによる院内外への啓発活動~ | 第7回JCHO学会 |
加山 理恵 | 特定行為研修修了者の介入で低血糖を回避し得た症例 | 第7回JCHO学会 |
髙谷 あかね | 当院における職員の流行性感染症抗体価管理に関する検討 | 第7回JCHO学会 |
野月 千春 | 危機的状況を乗り越えるコミュニケーション ~コロナだからこそナイチンゲール~ | 第7回JCHO学会シンポジウム |