パンフレット

外科

診療・各部門

診療内容

診療体制  a.外来診療

月曜から金曜まで2~3人の医師が担当しています。外来担当表を参照してください。また医師の専門分野などはスタッフ紹介の項をご覧ください。
初診の方は予約なしで受け付けます。他院から特定の医師宛の診療情報提供書をお持ちの方はその医師が担当します。特に医師の指名のない場合はこちらで担当を決めさせていただきます。担当医により待ち時間に差がありますが、ご了承ください。
再診の方は原則として予約制ですが、病状によってはもちろん予約なしでお越しください。予約は診療終了時、あるいは電話(14時から16時の間に外来あてに電話をください)でおとりします。
外来は初診や急患の方が予約の方の間に入り、予約の時間より遅れることがしばしば生じます。医師もできるだけお待たせしないよう努力しております。たいへん申し訳ありませんがやむを得ないこととしてご了承ください。
夜間、休日の急患の方は救急総合診療部で救急担当医と外科当直医が対応いたします。直接の来院も受け付けますが、できれば来院前に電話でお問い合わせください。

診療体制  b.入院診療

「主治医」と「担当医」との組み合わせで診療を受け持たせていただきます。「主治医」は部長または医長です。「担当医」は主治医と相談しながら実務を行う若手の医師(レジデント、研修医)です。治療の最終責任者は主治医ですが、いろいろな検査、治療や日常的な説明は担当医も行います。点滴などの処置は主治医、担当医以外の医師も交代で行います。
治療方針の決定、手術、手術後の管理、退院の決定などはすべて外科のチーム医療で行います。どんなことでも気軽にお問い合わせください。

メッセージ

外科集合20110516

JCHO東京新宿メディカルセンター外科のご案内

外科がとくに力を入れている診療は次の3つです。

  • ☆ がんの治療−東京都がん診療連携拠点病院の外科として、診断、手術から術後の管理、化学療法、緩和治療まで日本のトップをめざします
  • ☆ 腹腔鏡、胸腔鏡による手術・ロボット支援下手術−胆石症や消化器がん、肺がん、気胸などに傷が小さく、痛みの少ない治療を行います
  • ☆ 救急の外科

これ以外にも小さなケガ、ヘルニア、痔などの肛門疾患から大きな病気まで、JCHO東京新宿メディカルセンター外科のスタッフは総合病院として何でも診療する幅の広さと、それぞれの専門領域で日本のトップレベルの診療を行う奥行きの深さの両方を目標にかかげて努力しております。
このホームページに目を通していただき、どうぞお気軽になんでもご相談ください。

外科臨床研修を希望される方へ

卒後初期臨床研修医として毎年外科重点コース定員2名の採用を行っています(マッチングによります)。また、後期研修医(レジデント)を毎年2名前後採用しています。
外科臨床のトレーニングを希望される方はこちらの外科研修プログラムをご覧ください。外科が大好きで意欲ある方の応募をお待ちしています。

取り扱う主な疾患

  1. 消化器外科
    上部消化管外科(胃がん・食道がんなど)
    下部消化管外科(大腸がんなど)
    肝胆膵外科(肝臓がん・胆道や膵臓のがん・胆石症など)
    一般外科(肛門疾患・鼠径ヘルニア・下肢静脈瘤など)
  2. 呼吸器外科
    肺がん・縦隔腫瘍・気胸など
  3. 乳腺・内分泌内科
    乳がん・乳腺良性腫瘍・甲状腺疾患など
  4. 救急外科・一般外科

虫垂炎・胆嚢炎・腸閉塞・消化管穿孔など

1)消化器・一般外科

上部消化管外科
胃がん
現在は「進行度に合わせた適切な治療」の時代と言えます。早期の段階で発見し適切な治療を受ければかなり高い確率で治りますし、進行していても治療成績は比較的良好です。
当院は日本胃癌学会の胃癌治療ガイドラインに沿った標準治療(最も効果的な治療)を行っています。手術と化学療法、免疫チェックポイント阻害剤などを組み合わせた集学的治療も積極的に行っています。
術前・術後の化学療法では、外来化学療法室にて通院治療も可能です。
術後は栄養部との連携で食事栄養指導を行っています。

・腹腔鏡手術
お腹に数か所の小さな傷を作成し、カメラや手術器具を挿入して行う手術です。傷が小さいため術後の痛みが少なく、回復が早いことが知られています。
当院では早期の胃がんを中心に積極的に腹腔鏡手術による切除を行っています。

・開腹手術
進行癌などでは開腹手術による切除を行うこともあります。進行したがんは取り残すことのないようにリンパ節を広く切除する手術を行います。胃の約3分の2を切る手術が多いのですが、がんの部位によっては胃を全部とらなければならないこともあります。切除後の食生活ができるだけ満足いただけるような再建手術をおこないます。
術後は、どんな時にでも柔軟に対応できる総合病院として、手術、退院後の定期検診から、がんの補助化学療法、再発したときの対策、痛みを抑える治療や緩和ケアチームと連携した治療を行っています。外科で手術を受けられた方が不幸にして再発したからといって外科チームから他科や他院に移ることをお願いすることはありませんが、緩和病棟への入院を希望される方には当院の緩和ケア内科を紹介しております。また地域的なこと、病状から他院への転院が必要な時は患者サポートセンターと連携して適切な病院や施設をご紹介しています。初診から一貫して、責任をもって診療することがわれわれの義務であり、誇りでもあります。担当医にはなんでも質問、意見をのべていただき、信頼できるがん治療を行っていきたいと考えています。

食道がん
手術の侵襲が大きく、患者さんに治療の負担をかけることが多いがんのひとつです。また「手術数が多い病院ほど合併症がすくなく、成績が良い」といわれるがんの代表といえます。最近では放射線治療、抗癌剤治療の組み合わせで成績も上昇してきています。スタッフはそれぞれ大学病院やがんセンターなどで治療に取り組んだ経験を生かし、術後の管理も綿密に行い、つねに最善の治療を志しています。
鏡視下手術(胸腔鏡・腹腔鏡)を導入しております。小さな傷で痛みが少なく、早い回復が期待できます。
術後の食事について、栄養部との連携で食事栄養指導を行います。
術後は、どんな時にでも柔軟に対応できる総合病院として、手術、退院後の定期検診から、がんの補助化学療法、再発したときの対策、痛みを抑える治療や緩和ケアチームと連携した治療を行っています。外科で手術を受けられた方が不幸にして再発したからといって外科チームから他科や他院に移ることをお願いすることはありませんが、緩和病棟への入院を希望される方には当院の緩和ケア内科を紹介しております。また地域的なこと、病状から他院への転院が必要な時は患者サポートセンターと連携して適切な病院や施設をご紹介しています。初診から一貫して、責任をもって診療することがわれわれの義務であり、誇りでもあります。担当医にはなんでも質問、意見をのべていただき、信頼できるがん治療を行っていきたいと考えています。

下部消化管外科
大腸がん
欧米では昔から多く日本でも増えており、当院の外科では手術数がもっとも多いがんです。
大腸癌治療ガイドラインに沿った標準治療(最も効果的な治療)を行っています。進行癌であっても手術と放射線療法、化学療法・免疫チェックポイント阻害剤などを組み合わせた集学的治療を積極的に行っています。
直腸の進行がんに対しては、TNT(total neoadjuvant therapy)により病変の縮小を図ってから手術を検討することもあります。
術前・術後の化学療法では、外来化学療法室にて通院治療も可能です。
また、遠隔転移が見られても積極的に集学的治療を行い、良好な成績をおさめています。特に肝転移に対しては、集学的治療に加えて門脈塞栓術や2-stage hepatectomyを駆使し、従来は切除不能と考えられていた病変に対しても積極的に手術を行い、切除可能例と同等の治療成績を得ています。当院の肝転移切除の5年生存率は50%に近い成績をあげており、これは国内のみならず国際的にも誇れる成績です。

手術療法
進行の程度、大きさ、部位に応じてロボット手術、腹腔鏡手術あるいは開腹手術を患者さまとご相談のうえ選択します。
また、直腸癌に対しては肛門温存手術を積極的に行い、90%以上の方に永久的人工肛門を作らない手術を行っています。
術後はストーマ(人工肛門)外来で人工肛門の患者さんのケアも行っています。

ロボット支援下手術

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手術器具の先端が自由に曲がるため、従来の腹腔鏡手術と比べより繊細な手術が可能となりました。
腹腔鏡手術と同様、開腹手術に比べ術後の痛みが少なく、回復が早いことが特徴です。

腹腔鏡下手術
お腹に数か所の小さな傷を作成し、カメラや手術器具を挿入して行う手術です。従来の開腹手術と比較して、傷が小さいため術後の痛みが少なく、回復が早いことが知られています。

開腹手術
病変の大きさ、他臓器への浸潤が見られる、より進行した癌に対しては開腹手術で根治的な手術を行います。
術後は、どんな時にでも柔軟に対応できる総合病院として、手術、退院後の定期検診から、がんの補助化学療法、再発したときの対策、痛みを抑える治療や緩和ケアチームと連携した治療を行っています。外科で手術を受けられた方が不幸にして再発したからといって外科チームから他科や他院に移ることをお願いすることはありませんが、緩和病棟への入院を希望される方には当院の緩和ケア内科を紹介しております。また地域的なこと、病状から他院への転院が必要な時は患者サポートセンターと連携して適切な病院や施設をご紹介しています。初診から一貫して、責任をもって診療することがわれわれの義務であり、誇りでもあります。担当医にはなんでも質問、意見をのべていただき、信頼できるがん治療を行っていきたいと考えています。

肝胆膵外科
肝臓がん
B型肝炎やC型肝炎などのウィルスがある方に発生しやすく、日本に多いがんのひとつです。肝臓がんの治療は(1)手術で切除(2)体外から針を刺し、エタノール注入やラジオ波でがんを消滅させる(3)下肢の付け根の動脈からカテーテルを入れ行う血管塞栓術 の3つが主な治療です。がんの部位、数、大きさ、肝臓の障害があるかどうかなどから判断し、消化器内科や放射線科と連携して(1)から(3)を組み合わせて最適の治療を行います。
(1)を外科が担当します。肝臓の手術というと出血が多く大変危険というイメージが先行しがちですが、手術技術や術後の管理の進歩で輸血することも少なく、安全に行っています。
外側区域切除や、部分切除では腹腔鏡手術も導入しています。
お腹に数か所の小さな傷を作成し、カメラや手術器具を挿入して行う手術です。傷が小さいため術後の痛みが少なく、回復が早いことが知られています。
術後は、どんな時にでも柔軟に対応できる総合病院として、手術、退院後の定期検診から、がんの補助化学療法、再発したときの対策、痛みを抑える治療や緩和ケアチームと連携した治療を行っています。外科で手術を受けられた方が不幸にして再発したからといって外科チームから他科や他院に移ることをお願いすることはありませんが、緩和病棟への入院を希望される方には当院の緩和ケア内科を紹介しております。また地域的なこと、病状から他院への転院が必要な時は患者サポートセンターと連携して適切な病院や施設をご紹介しています。初診から一貫して、責任をもって診療することがわれわれの義務であり、誇りでもあります。担当医にはなんでも質問、意見をのべていただき、信頼できるがん治療を行っていきたいと考えています。

膵臓、胆道(胆管がん・胆嚢がん)、十二指腸乳頭部がん
検診では早期発見しにくく、黄疸などの症状がきっかけになって見つかることが多いがんです。これらのがんも増加しています。また治療の方法が胃がんや大腸がんなどに比べてむずかしいことも特徴です。しかしながらきめ細かい手術に加えて新しい抗がん剤治療により治療成績が着実に進歩している領域でもあります。
当科は経験豊富な高度技術認定医を擁し、比較的豊富な手術数(年間20例ほど)があり、膵頭十二指腸切除や肝切除などの大きな手術を積極的に行っております。
術前・術後の化学療法では、外来化学療法室にて通院治療も可能です。
術後は、どんな時にでも柔軟に対応できる総合病院として、手術、退院後の定期検診から、がんの補助化学療法、再発したときの対策、痛みを抑える治療や緩和ケアチームと連携した治療を行っています。外科で手術を受けられた方が不幸にして再発したからといって外科チームから他科や他院に移ることをお願いすることはありませんが、緩和病棟への入院を希望される方には当院の緩和ケア内科を紹介しております。また地域的なこと、病状から他院への転院が必要な時は患者サポートセンターと連携して適切な病院や施設をご紹介しています。初診から一貫して、責任をもって診療することがわれわれの義務であり、誇りでもあります。担当医にはなんでも質問、意見をのべていただき、信頼できるがん治療を行っていきたいと考えています。

胆石症
胆嚢結石に対しては、90%以上の症例で腹腔鏡手術を行います。
当科は1992年より腹腔鏡化胆嚢摘出術を導入し、年間100例ほどの豊富な症例数を誇ります。入院は数日で済むことがほとんどで、術後の回復が早いことが特徴です。
総胆管結石に対しては消化器内科と連携し、内視鏡的手術・腹腔鏡手術・開腹手術を駆使し治療にあたります。

一般外科
肛門の疾患
痔をはじめとして、肛門部に生じる不快な症状はおもに外科で診療しています。一口に痔といってもさまざまな病気の形があります。肛門という繊細な部位だけに個人個人のご様子に的確に対応いたします。
よく見られる痔疾患には次のようなものがあります。

内痔核、外痔核
立ち仕事、排便時の圧力、妊娠など肛門部に力がかかり静脈がうっ血することなどから慢性的に腫れてくるものです。「いぼ痔」といわれるものは脱肛といって排便時などに腫れが外にでてきてしまい、意図的に押し込まないと戻らなかったりします。痔核の表面がただれたり、切れたりすると排便時に出血し、紙についたり、便器にポタポタ垂れたりします。初期には軟膏、坐薬や肛門部を清潔に保ったり、排便に時間をかけないようにしたりすることで改善しますが、脱肛や出血がひどいときは手術の方がすっきりするかもしれません。また、飲酒などの後に急に肛門が腫れて痛くなる、外痔核血栓という病気もあります。いずれも必要なときには程度に応じて外来で手術したり、短期入院で手術を計画します。

痔瘻、肛門周囲膿瘍
肛門のまわりが腫れて膿をもつと痛み、発熱が生じます。これを肛門周囲膿瘍といいます。自然にやぶれて膿がでると症状は治まりますが、膿が少しずつ出続ける状態を痔瘻といいます。また、やぶれずにどんどん腫れると病院で切開して膿を出さなければ痛みは治まりません。切開して膿を出した場合も痔瘻として残ることが多くあります。痔瘻が完成すると膿がおさまってもいつの日かまた腫れて膿が出ることの繰り返しになります。このようなときは手術で再発のないようにします。

裂肛
いわゆる「切れ痔」にあたります。痔核はたいしたことはないのに、便が硬いなどの理由で排便時に肛門の出口が裂けて出血します。このキズは治りますが、その後同様に裂けて出血を繰り返すと、慢性的にキズが残りひきつれるため肛門がやや狭くなります。こうなると出血ばかりでなく、排便時に痛みを伴います。これに対してはいろいろな手術方法が工夫されています。

直腸脱
直腸脱は、直腸が肛門の外に落ちてきてしまう状態です。ひどくなると排便後だけでなく歩行時にも脱出し、出血や排便障害(便秘など)の原因にもなります。高齢女性に多くみられ、加齢とともに病状は進行します。直腸を支えている組織が緩んだり、肛門のしまりが悪くなることが、脱出の原因です。多くの場合、手術が必要です。手術は大きく分けて、お尻側から行う経会陰手術と、お腹側から行う経腹手術の二つの方法があります。前者は、主に下半身麻酔で行われ、手術侵襲が少ないという利点がありますが、再発しやすいのが欠点です。後者は、全身麻酔や開腹(お腹を切り開く)が必要となるため身体への負担が大きくなりますが、再発しにくいという利点があります。当院では、少しでも患者さまの負担を軽減させ、傷を少なくするために腹腔鏡を利用した手術(腹腔鏡下直腸固定術)を行っており、最初の少ない、とてもよい成績を残しております。

そけいヘルニア
こどもからおとなまで非常に多い病気です。病院によっては「日帰り手術」で治療するところもありますが、当科では短期間入院で手術を行っています。おとなには原則として合成樹脂でつくられたメッシュシートを用いた補強手術を行なっています。 症状に応じて、腹腔鏡手術も積極的に行っています。

下肢の静脈瘤
足に静脈が浮き出てくる病気です。軽症なら放置、あるいは弾性ストッキングなどで様子を見ますが、症状が強いときは手術を行います。

胃や大腸のポリープなど、がんではない腫瘍性病変
消化器内科の内視鏡グループと連携して内視鏡による切除を行っています。大きいものは腹腔鏡の手術で切除を行います。切除の必要ないものは年1回くらいの検査で経過を追うことも可能です。

潰瘍性大腸炎、クローン病などの炎症性腸疾患
やはり消化器内科と連携しながら治療を進めます。薬物療法、栄養療法を基本としますが、難治性の場合には手術が必要になります。

アテローム、脂肪腫などの皮下の腫瘤
ほとんどが良性のしこりです。ふつうは外来手術で切除できますが、大きいものは麻酔の関係で短期間の入院が必要になることもあります。

2) 呼吸器外科

2018年4月以後、常勤の呼吸器外科医が不在であったため、外来診療のみとなっておりましたが、2021年7月1日以後、外科の一診療科として入院診療を再開し現在に至っております。
いわゆる呼吸器外科疾患である原発性肺がん、転移性肺腫瘍、縦隔腫瘍(胸腺腫瘍、神経原生腫瘍、嚢胞性腫瘍)、気胸(原発性・続発性)、炎症性疾患(膿胸、肺膿瘍、アスペルギローマ、気管支拡張症)、胸壁腫瘍、嚢胞性肺疾患(肺動静脈瘻、肺分画症)等の外科治療を行っております。ご存じの通り、当院には以前から呼吸器内科・放射線診断科・放射線治療科があり、経験豊富なスタッフが多数在籍しております。
各種疾患においても、ガイドラインに書かれた内容のままの治療では、結果に満足できないことが起こりえます。当科としては、外来での十分な説明と同意の下、患者さんの状態や御本人の希望に併せて、内科的治療や外科的治療を織り交ぜながら協同して診療・治療にあたっています。
なお、当院での呼吸器外科手術は原則、胸腔鏡(補助)下手術です。
呼吸器外科代表疾患として4つの疾患(肺がん、転移性肺腫瘍、自然気胸、縦隔腫瘍)を説明します。

原発性肺がん
日本の「最新がん統計(2019年)」によると、生涯で、「がん」で死亡する確率は、男性26.7%(4人に1人)、女性17.8%(6人に1人)となっています。
そのうち肺がんは、部位別がん罹患数は第3位で、死亡数では第1位(男性24.2%; 1位、女性14.1%; 2位)となっています。また発生率は50歳以上で急激に増加します。
また、肺がんの全臨床病期における5年生存率は34.9%となっており、未だ、肺がんの予後は悪いといわざるを得ません。一方で、早期肺がんでは8割前後の5年生存率となることが分かっています。従いまして、「早期発見・早期治療」が良いのは言うまでもありません。
しかし一言で「早期発見・早期治療」といっても、健診⇒診断⇒治療⇒経過観察の一連とした流れがあり、かつ専門的であります。従って、どの医療機関でもできるわけではありません。また、肺がんは集学的治療(化学療法や放射線療法を組み合わせるような治療)を行うことが多く、局所療法である①手術、②放射線療法、全身療法である③化学療法、④免疫療法(免疫チェックポイント阻害薬)、加えて⑤その他の支持療法といった方法が行われます。一連の治療を①は外科(呼吸器外科)、②は放射線治療科医、③~⑤と診断は呼吸器内科医が行うことが一般的です。また経験豊富な常勤の病理医がおり、当院で術中迅速病理診断も行える環境であります。各科の医師が連携して治療にあたっております。
当科は、肺がんの外科治療を主として対象としております。
当院での肺がん外科治療は、胸腔鏡補助下手術を行うことを原則としており、肺がん術後在院日数は縮小手術である部分切除や区域切除術で概ね2~3日、標準手術である肺葉切除術といった概ね3~5日です。早期退院することは生活基盤の維持や、体力の維持には不可欠であると思います。

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術中ICG使用による蛍光内視鏡
また、今後、標準手術としての適応が拡大される肺区域切除術ではICG(インドシアニングリーン)という色素を使用し、術中に区域間同定を行い、より確実かつ安全な手術を目指しております。(左写真;右S6区域切除術の術中写真→残す肺が緑色に光っている部分です。)

転移性肺腫瘍
転移性肺腫瘍の治療には手術療法・放射線療法・化学療法・免疫療法・ホルモン療法などがあります。原発(元々の癌)の性質によって治療方針が大きく異なるため、一元的な切除方針とはならない(完全切除、転移巣の容量減少、または診断目的)ことが実状です。最終病理診断で、転移性肺腫瘍であることが確定した時点で、各診療科に今後の治療を委ねます。
当院の各診療科における垣根は低く、連携がスムースです。特に大腸癌肺転移では、当科、消化器外科担当医が、そのまま肺転移時の手術や術前カンファレンスにも直接かかわりますので、より密な連携が取れているのが特徴です。

自然気胸
自然気胸の症状は「突然の胸痛」「背部痛」「肩こり」「呼吸困難」「咳」を訴えることが多いです。概ね病態は「肺に生じた破れやすい風船のような部分(肺嚢胞(ブラ))に、何らかの理由で穴が開いた結果、吸った空気が胸の中に溜まって肺を潰してしまう病気」です。自然気胸には原発性と続発性があります。

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原発性自然気胸:一般的な気胸です。この疾患が、まさに代表イメージです(左写真)。ブラが生じる原因は諸説ありますが、未だ、明らかにはなっていません。まさに若年男性(男性:女性=5:1)、痩身、高身長が身体的特徴です。写真黄色は左気胸で縮んだ肺、赤丸はブラです。

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続発性自然気胸:臨床的に明白な疾患などが原因で発症するものです。疾患の代表は「肺気腫や肺線維症に伴うもの」や「月経随伴性気胸(異所性子宮内膜に伴うもの)などが当たります。肺気腫では気腫性ブラが多発していることが多く、CT画像や術中所見(画像2:左写真)において、どこから「空気漏れ」が生じたかがわかりにくいのが特徴です。

左写真は肺気腫に伴う左気胸で、胸腔ドレーン留置後の状態です。気腫肺のため、ブラ(肺内の黒く抜けた部分)が多発しています。また多量の空気漏れが原因で、空気が皮下組織に溜まっている皮下気腫も起っています。肺線維症では線維化した部分に一部嚢胞化を来たして、その部位が破裂することで生じるため、肺の膨張が得られにくく「空気漏れ」が遷延することが特徴です。
さらに特殊なものとして、30歳~40歳代女性に好発する「月経随伴性気胸」があります。右側に多く、多くは月経困難症を伴い、月経周期に関連する気胸が特徴的です。
自然気胸としての原因は異なりますが、「月経随伴性気胸」を除いて治療法は概ね一緒で、気胸の程度や回数などによります。
軽度気胸:肺尖部が鎖骨レベルまたはそれより頭側にある。またはこれに準ずる程度→経過観察が可能
中等度気胸:軽度と高度の中間
高度気胸:全虚脱またはこれに近いもの。状況により、心臓などに影響し循環動態の悪化を伴い、命に関わるような「緊張性気胸」に陥りうる場合があるレベルです。
→中等度および高度気胸:胸腔ドレナージが必要となります。
胸腔ドレナージの結果、著明な空気漏れが確認された場合や、出血を伴う「血気胸」となっていた場合は緊急手術になることもありますが、概ね1週間程度の経過観察後、空気漏れの改善が無い場合(遷延性気胸)に手術となります。一般的には、初発である場合は経過観察や胸腔ドレナージのみですが、再発性気胸や対側気胸後などは、最初から手術の方針となります。というのは、再発性気胸の場合、約80%の症例で再再発することが知られているからです。
一方で、「続発性自然気胸」では、肺に基礎疾患があることが原因なので、気胸→即手術という流れになりにくいことがあげられます。
手術は「空気漏れ」の原因となっている部分(ブラの破裂部位)を切除(焼灼)もしくは結紮処理する局所治療に加えて、ポリグルコール酸(PGA)シートと言われるシートを貼付し補強する方法がとられます(図3①~➂:下写真)。多くは2~3個の穴を胸に開けて胸腔鏡下で行われます。下写真の黄色点線囲いはブラ、白い矢印は部分切除のための器具です。➂では再発予防のPGAシートの貼付後の写真です。

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「月経随伴性気胸」は、異所性子宮内膜の脱落が原因ですが、多くの症例は横隔膜に小孔ができる(図4:左写真)ことで生じるため、横隔膜の修復が必要になります。また偽閉経療法といったホルモン内服治療が行われることもあります。黄色の矢印と黄色枠で示された部位が原因である小孔です。
この様に「自然気胸」といえども、原因や治療方針が微妙に違うということが、お判りいただけたでしょうか?
気胸に共通しているのは、「いつ」「どこで」「どのタイミングで」生じるかがわからないところが厄介です。
2021年7月以後、当院で行った自然気胸手術症例の術後在院日数は全例2日でした。通常、原発性自然気胸手術の際は3つの穴(3port)で手術を完了します。

縦隔腫瘍
縦隔とは左右の肺の間に位置する部分のことを指しており、心臓、大血管、気管、食道、胸腺などの臓器があります。縦隔腫瘍とは、これらの縦隔内臓器に発生した腫瘍の総称です。発生年齢は小児から高齢者まで幅広く、また悪性のものもあれば良性のものもあります。また、比較的まれな腫瘍です。腫瘍の大きさが小さい段階では無症状のことが多く、約半数は胸部レントゲンやCT検査で偶然発見されます。無症状のものの約80%は良性であると言われています。
縦隔腫瘍で手術を受けた症例をまとめた胸部外科学会報告によると、最も多かったものは胸腺腫で、縦隔腫瘍の全体の約40%を占めています。次いで多かったのはのう胞性疾患で15%、神経原性腫瘍が13%となっています。悪性度の高い腫瘍では、胚細胞性腫瘍が全体の約8%、胸腺がんと悪性リンパ腫がともに約5%です。腫瘍の種類によって、最適な治療方法は異なります。
縦隔腫瘍の診断は、術前にMRIや造影CTなどの検査を経て行いますが、最終的には腫瘍の一部または全部を摘出することで確定診断が得られます。従いまして、診断的意義も含め、一部を除き原則的に手術による腫瘍の摘出が選択されます。また病理結果により追加治療を行うことがあります。
手術は腫瘍の摘出術となり、位置や大きさなどで腫瘍へのアプローチ法が変わります。いずれも術後の入院期間は概ね2日です。
前縦隔腫瘍などに行う方法:胸腺腫・胸腺発生腫瘍・重症筋無力症に伴う胸腺過形成など
胸骨正中切開:左下写真。胸骨を真ん中で割って縦隔内にアプローチする方法です。腫瘍が大きい場合や心膜・大血管浸潤などを想定している場合はこの方法がとられます。
標準的な開胸方法です。

完全鏡視下単孔式手術:右下図および写真。比較的小さな腫瘍や重症筋無力症の手術に用います。この手術は。腹部に3 cmの1つの切開創のみで行うことができるため、低侵襲であるだけでなく整容性にも優れております。胸骨切開に伴う創痛や大きな創痕、肋間神経損傷もなく、最も低侵襲なアプローチと考えています。
安全性についても、万が一の血管損傷などの重篤な合併症の際も、即座に正中切開を追加すること出来、通常手術(胸骨正中切開)に移行しやすいため安全性に優れていると言えます。

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重症筋無力症について:重症筋無力症は、神経筋接合部のシナプス後膜上にあるいくつかの標的抗原に対する自己抗体の作用により、神経筋接合部の刺激伝達が障害されて生じる自己免疫疾患です。患者さんの骨格筋は筋収縮を続けると筋力が低下し、休息によって回復する(日内変動)を訴えます。初発症状としては眼症状(眼瞼下垂や複視)ですが、進行すると四肢の筋力低下や球症状(構音障害、嚥下障害、咀嚼障害)などがみられるようになります。
この疾患で外科的介入する病態は胸腺過形成または胸腺腫を伴う場合であり、これらを摘出する必要がある時、手術を行うことになります。疾患の特徴から脳神経内科と連携して治療を行い、病勢コントロールが良い状態で手術を行うようにしています。病勢コントロールが重症筋無力症クリーゼなどの合併症状を予防し、術後経過良く早期退院に繋がります。
腫瘍の大きさなどには寄りますが、本疾患に対する手術は可能な限り単孔式手術を行うことを目指しております。
中縦隔腫瘍・後縦隔腫瘍:気管支原生嚢胞、悪性リンパ腫、神経原生腫瘍など
胸腔鏡補助下手術:右上図。腫瘍の位置や大きさにより、創の位置に違いはありますが、小開胸創(3~5cm程度)と2つのポートを利用して行っています。

いずれの縦隔腫瘍手術も一部(重症筋無力症など)を除き原則的に2日程度で退院となります。

3) 乳腺・内分泌外科

乳がん
日本の女性の乳がんも増加しています。乳がんはもっとも治療成績の良いがんのひとつです。消化器のがんとちがって触診だけで気がつくことも多いですし、精度の良いマンモグラフィーや超音波検査で早期発見が可能です。小さいうちに見つければ乳腺を全部は切らずに一部の切除(乳房温存手術)ですむことも多くなっています。また、センチネルリンパ節生検により、適切なリンパ節郭清を行います。
乳がん手術後のリハビリテーションを積極的に行っていることもわれわれの特色のひとつです。また乳がんは化学療法の良く効くがんですので、運悪く再発しても外来や短期間の入院で治療することでがんの進行をおさえることが可能です。
化学療法では、外来化学療法室にて通院治療も可能です。
良性の乳腺腫瘍
線維腺腫とよばれるものが代表的です。また乳腺症といって乳腺自体が硬くなることや嚢胞という水の溜まりなど、しこりとして触れるものは多く、がんではないかと心配される方が多いものです。超音波検査などで診断がつき、ほとんどは入院せずに外来で手術可能です。
甲状腺疾患
のどぼとけのところにある甲状腺にしこりができるものです。がんであってもかなり見通しは良いものです。良性でも大きなものは手術をお勧めします。
手術の際は、術後の後遺症である反回神経麻痺を防止するため、術中神経モニタリング装置を使用しています

4) 救急外科

休日、夜間でも救急部に遠慮なくお問い合わせください。直接の来院、救急車での来院、クリニックの先生からの紹介、他病院からの紹介などいずれも受け付けています。もちろん通院中の方が具合悪くなった時も受け付けていますし、院内の他科に入院中の方が外科救急疾患にかかったときは外科医がすぐに病棟に参ります。

虫垂炎
急性発症で、救急外来から緊急入院となることがほとんどです。
症状や患者様の希望に応じて保存的治療(手術によらない治療)と外科的治療を使い分けます。
外科的治療の場合は90%以上で腹腔鏡手術を行います。
当院では、お臍の3cmの切開のみで手術を行う、SILS(Single Incision Laparoscopic Surgery)が主な術式です。術後の回復が早く、傷が目立ちにくいのが特徴です。
胆嚢炎・胆管炎
胆石によるものがほとんどです。
感染に対する治療後、胆嚢結石に対しては、ほぼ腹腔鏡手術で胆嚢を摘出します。
総胆管結石に対しては消化器内科と連携し、内視鏡的手術・腹腔鏡手術・開腹手術を駆使し治療にあたります。

腸閉塞
術後の腹腔内癒着やヘルニア嵌頓、悪性腫瘍などにより発症します。
原因により、保存的治療や外科的治療を検討します。

消化管穿孔
潰瘍や悪性腫瘍などにより発症します。
緊急手術となることが多いですが、当科では腹腔鏡手術も積極的に行っています。

診療実績

疾患別手術数 2018年度 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
胃がん 21 26 18 8 14
大腸がん 43 70 51 72 50
乳がん 25 21 17 0 0
肺がん(原発性・転移性) 2 0 2 12(2021年7月から) 33
肝臓がん(原発性・転移性) 5 11 13 13 9
膵臓・胆管・胆嚢・十二指腸乳頭部がん 14 20 20 14 11
食道がん 2 2 7 1 0
胆石・胆嚢ポリープなど 68 59 51 49 52
虫垂炎 51 58 57 60 52
胃十二指腸潰瘍穿孔 2 4 3 1 7
腸閉塞 14 9 14 12 10
気胸 6 0 0 6 14
肛門疾患 (内痔核、痔瘻など) 13 21 7 17 11
ヘルニア(そけい、大腿、腹壁など) 84 82 62 67 68
手術件数 459 445 366 394 353

スタッフ紹介

医師名・役職 卒業年・
卒業大学
専門医等 専門分野・その他
やまがた せいいち
山形 誠一
副院長
1986(S61)年
東京大学卒
日本外科学会外科専門医・指導医
日本消化器外科学会消化器外科専門医・指導医
日本肝胆膵外科学会高度技能指導医・評議員
日本消化器病学会消化器病専門医
日本膵臓学会認定指導医
「がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会」修了
「平成27年度第6回臨床研修指導医養成講習会」修了
「平成29年度プログラム責任者養成講習会」修了
消化器外科
肝胆膵外科
内視鏡外科患者さんにやさしい腹腔鏡手術のエキスパートで、胆石はもちろん、胃や腸、脾臓、ヘルニアなど多くの手術を行っています。一方では、膵臓や胆管のがんなどの大きな手術も専門とし、合併症の少ない良い成績を誇っています。患者さんはもちろん、若手の医師や看護師さんたちからの信頼度も抜群です。
ひがし ひさと
東 久登
部長
(消化器外科担当)
1994(H6)年
山口大学卒
日本外科学会外科専門医・指導医
日本消化器外科学会消化器外科専門医・指導医
日本大腸肛門病学会大腸肛門病指導医・専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
「がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会」修了
「平成17年度プログラム責任者養成講習会」修了
「四病院団体協議会主催の感染制御スタッフInfection Control Staff(ICS)養成の全講習課程」修了
da Vinci Surgical System Technical Training Program (First Assistant)
消化器外科
大腸肛門外科
一般外科国立がんセンターでレジデントも経験し、大腸がん・胃がんなどの消化器がんの外科治療を専門としている頼もしい外科医です。救急医療やレジデント、研修医の指導など、あらゆる分野に大活躍中。がんの患者さんも安心して治療を受けられる温かい心の持ち主です。
おかもと じゅんいち
岡本 淳一
部長
(呼吸器外科担当)
1999(H11)年
日本医科大学卒
日本外科学会外科専門医・指導医
日本呼吸器外科学会呼吸器外科専門医・評議員
日本呼吸器学会呼吸器専門医・指導医
日本肺がんCT検診認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本内視鏡外科学会技術認定
「がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会」修了
「平成24年度第9回日本医科大学臨床研修指導医教育ワークショップ」修了
胸腔鏡安全技術認定
呼吸器外科一般
外科一般
こやま ようしん
小山 洋伸
医長
2000(H12)年
杏林大学卒
日本外科学会外科専門医
日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
日本大腸肛門病学会大腸肛門病専門医
日本肝臓学会肝臓専門医
杏林大学医学部附属病院「第8回指導医養成ワークショップ」修了
消化器外科
大腸肛門外科
一般外科
内視鏡外科
 たかの みちとし
高野 道俊
医長
2009(H21)年
信州大学卒
日本外科学会外科専門医
日本消化器外科学会消化器外科専門医
日本大腸肛門病学会大腸肛門病専門医
da Vinci Surgical System Technical Training Program (Console Surgeon)
日本内視鏡外科学会技術認定医(大腸)
「がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会」修了
 消化器外科
ふかさわ ともまさ
深沢 智將
医師
2019(H29)年杏林大学卒 日本外科学会外科専門医 消化器一般
いのうえ ひろすけ
井上 博介
医師
2018(H30)年
埼玉医科大学卒
日本外科学会外科専門医
「がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会」修了
da Vinci Surgical System Technical Training Program (First Assistant)
消化器外科
外科一般
いちかわ しゅんた
市川 竣太
医師
2021(R3)年
順天堂大学卒
  消化器外科
外科一般
医師名・役職 卒業年・
卒業大学
専門医等 専門分野・その他
さくらい けんいち
櫻井 健一
非常勤医師
1993(H5)年
日本大学卒
日本外科学会外科専門医・指導医
日本乳癌学会乳腺専門医・指導医
日本内分泌外科学会専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本大腸肛門病学会大腸肛門病専門医・指導医
日本消化器病学会専門医
日本人間ドック学会専門医・指導医
日本乳がん検診精度管理中央機マンモグラフィー読影医(A-S)
日本超音波医学会専門医・指導医
 乳腺疾患一般甲状腺・副粘状腺疾患一般
ひらの ともひろ
平野 智寛
非常勤医師
2002(H14)年
日本大学卒
日本外科学会外科専門医・指導医
日本乳癌学会乳腺専門医・指導医
日本内分泌・甲状腺外科学会内分泌外科専門医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本乳がん検診精度管理中央機マンモグラフィー読影医(A)
 乳腺疾患一般甲状腺・副粘状腺疾患一般
すずき しゅうへい
鈴木 周平
非常勤医師
2002(H14)年
日本大学卒
日本乳癌学会乳腺専門医
日本乳癌学会乳腺認定医
日本外科学会外科専門医
日本外科学会外科認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本乳がん検診精度管理中央機マンモグラフィー読影医(A)
乳腺疾患一般
あだち けいた
安達 慶太
非常勤医師
2012(H24)年
日本大学卒
日本外科学会外科専門医
日本乳癌学会乳腺専門医・認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
日本乳がん検診精度管理中央機マンモグラフィー読影医(A)
日本乳がん検診精度管理中央機超音波撮影医
日本人間ドック・予防医療学会認定医
乳がん・乳腺疾患一般

外来担当医

 
午前
午後
(予約制)
山形誠一
高野道俊
岡本淳一
東久登
小山洋伸
小山洋伸
市川竣太
山形誠一
高野道俊
深沢智將
東久登
岡本淳一
井上博介
専門外来 《呼吸器外科》
岡本淳一
《大腸・肛門》
東久登
 《胃・食道》
小山洋伸
《肝胆膵》
山形誠一
 《呼吸器外科》
岡本淳一
午後        《乳腺外来》
櫻井健一
平野智寛
鈴木周平
安達慶太
《胸部二次健診》
岡本淳一
《呼吸器外科》
岡本淳一

初診の方は特定医師あての情報提供書をお持ちの方はその医師が担当します。それ以外の方は当方で医師を決めます。再診の方はそれぞれの医師への予約制です

電話予約:TEL 03−3269−8180(代表)
予約時間:平日8:30~17:00

2024/4/5 更新

特殊外来

セカンドオピニオン外来

東京都がん診療連携拠点病院として、他院で治療中の方のがんのご相談を随時受け付けています。疾患別の担当医は次の通りです(スタッフ紹介の項も参考になさってください)。

胃がん 小山
膵がん、胆管がん、胆嚢がんなど 山形
大腸がん
肺がん 岡本

がん相談支援室、外科外来あるいは直接医師あてのご連絡などでお申し込みください。医師の予定に応じて通常の外来や手術などと重ならない時間帯に来ていただくようにいたします。
もちろん当院で治療中の方が他院でのセカンドオピニオンを希望された時にも情報提供書を作成いたします。お気軽にご相談ください。

ストーマ外来

ストーマを保有される皆さまの皮膚トラブルや日常生活上お困りのことなど、退院後、元の生活に少しでも早く復帰できるよう、ご相談にのっています。

担当者:皮膚・排泄ケア認定看護師

時間:月曜日 14時〜16時 その他、主治医の受診に合わせ適宜調整いたします

予約:外科外来または泌尿器科外来にお願いします